【大田原】全国に訪れる「食」を作ろうと、大田原市観光協会は、唐辛子をめんに練り込んだ「唐辛子ラーメン」を開発した。同協会「食の開発プロジェクトチーム」の第一号商号で、県北体育館などで開かれる「与一の里市産業文化祭」にも登場した。同チームはラーメンのほか、唐辛子をテーマにさまざまな料理を開発しており、今後とも「食の大田原」をアピールしていく。
産業文化祭で披露
同協会によると、同チームは市内の飲食店や酒造、製めん所、ホテル、旅館などの経営者らで組織。宇都宮市のギョーザや佐野市のラーメンのように大田原でも、全国に訪れる「食」を開発しようと、同協会が呼び掛け発足した。
消費者である市民らにアンケートを実施するなどして、名物となる料理を模索。かつて佐久山で盛んに栽培され、全国一の栽培量にもなったことがある唐辛子に着目し、商品の開発を進めてきた。
ラーメンは開発第一号の商品で2002年9月に完成した。めんはピンク色で辛みがある。すでに本町一丁目のスーパー「三桝屋」で、大田原名産として塩味スープ付きで販売されている。
ラーメンのほか、同チームはこれまで「とうがらしギョーザ」や「とうがらしそば」「とうがらしもち」「とうがらしゼリー」などさまざまな料理を開発。また、アイデア料理を公募したところ、きんぴらやこんにゃく煮、炊き込みご飯などの応募があった。
唐辛子の辛み成分カプサイシンには血流を良くする効果などがあり、健康面からも訪問客らの注目を集めそうだ。
同協会は「一般の人に食べてもらい好評ならば、今後も開発を進めていきたい」と話している。
とんがらしラーメンお目見え
大田原市観光協会が開発
大田原市の名物にしようと同市観光協会が開発した「とんがらしラーメン」がこのほどお目見えして、人気を集めている。